高齢者の貧困深刻…財政動員して「福祉・成長好循環」模索する時=韓国(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.05.12 15:15
しかし社会福祉の支出の漸増的な増加のために累積する国家債務に直面した政治家は、社会福祉の支出の削減を考慮しなければならない圧力に直面することになる。この時、財政安定化(財政健全性の確保)の論理が台頭するのが一般的だ。財政健全性に力点を置く政策は有権者から人気を得難い。
したがって政府・与党は年金政策の目標設定過程で非難回避の政治と財政合理化の論理で難しい選択をしなければならない。非難回避の政治を継続して進めれば財政合理化は難しくなり、反対にすれば次期選挙の苦戦を甘受しなければならない。このような政治内容の変化はあくまでも福祉先進国の経験であり、福祉後進国である韓国の場合には修正が必要である。