３０歳のＢｏＡがデビュー１５周年アルバムを引っさげ戻ってきた。

１１日午後、ソウル三成洞（サムソンドン）のＳＭタウンではＢｏＡの８ｔｈアルバム『Ｋｉｓｓ　Ｍｙ　Ｌｉｐｓ』の発売記念音楽鑑賞会が開かれた。

今回のアルバムは、ＢｏＡが収録曲１２曲すべての作詞・作曲はもちろん、プロデューシングにも参加し、いつも以上に意味深い新譜となった。ＢｏＡは昨年、「４月の会議中に爆弾宣言した」とし「その場で『曲を一度書いてみます』と何の考えもなしに言ってしまって、家に帰ってからとことん後悔した」と話して笑った。ＢｏＡは続いて「実際、私には大きな挑戦だった」とし「国内にいらっしゃる多くの音楽家の方々と作曲作業をしながら多くのことを学んだ」と伝えた。ＢｏＡは「『Ｏｎｌｙ　Ｏｎｅ』を発表した時、私が曲を書いたという事実をあまりご存知ない方が多いが、今回は曲を書く者としての実力も認められたい」と付け加えた。

３０歳になったＢｏＡは今年でデビュー１５周年。一生の半分を歌手として生きたＢｏＡの心境はどんなものだろうか。ＢｏＡは「１５年は本当にあっという間に過ぎ去った」とし「私が全曲を作詞・作曲したアルバムが出せるとは考えていなかったので、夢がかなったようだ」として感激する姿を見せた。

心を込めて作ったアルバムということで、フィーチャリングも親しい人には交渉しなかった。ＢｏＡは『Ｗｈｏ　Ａｒｅ　Ｙｏｕ』で息を合わせた歌手のゲコについて「実際には親しい方ではなかった。歌とラップが同時に可能な人を、と思っていたところゲコさんのことが思い浮かんだ」とし「ゲコさんの音楽を聞いて、事務所を介してオファーした」と伝えた。続いて、エディキムがフィーチャリングに参加している『Ｄｏｕｂｌｅ　Ｊａｃｋ』については、「実はまだ一度もお会いしたことがない」と話して注目を集めた。ＢｏＡは「アルバム準備をする時はどうしても時間に追われる。家で音楽番組を見ている時、ちょうどエディキムさんが登場した」とし「声が本当に素晴らしく、共同作業をしてみたいと思った」と明らかにし、「早くお会いしたい」と伝えた。

ＢｏＡは舞台についてのサプライズも公開した。ＢｏＡは「パフォーマンスでは巨大な扇が登場する」とし「過去にイ・ジョンヒョンさんが使われた扇よりも大きなものを見ていただけると思う」と話して期待を高めた。

１２日午前０時に公開される『Ｋｉｓｓ　Ｍｙ　Ｌｉｐｓ』はＢｏＡが２０１２年７月にリリースした７ｔｈアルバム『Ｏｎｌｙ　Ｏｎｅ』以降、２年９カ月ぶりの新アルバム。デビュー１５周年を迎えたＢｏＡの一層成熟した感性が感じられる、Ｒ＆Ｂやバラードなど多彩なジャンルの１２曲が収録されている。同名のタイトル曲は世界的なプロデューシングチーム「Ｓｔｅｒｅｏｔｙｐｅｓ」とのコラボで期待を集める。重低音を強調したＢｏＡのボーカルが曲の夢幻的な雰囲気をプラスしている。

一方、ＢｏＡは１５日ＫＢＳ（韓国放送公社）第２テレビ『ミュージックバンク』を皮切りに、１６日ＭＢＣ『ショー！音楽中心』、１７日ＳＢＳ『人気歌謡』などの音楽番組でカムバック舞台を披露する。