【コラム】激動する北東アジアと韓国の外交
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.11 14:25
東北アジアの情勢が揺れ動いている。海洋勢力の代表ランナー米国と大陸勢力の代表ランナー中国が外交力に総力を集中させて力比べをしている。ところが韓国はその場その場の間に合わせ的な対処をしているのが実情だ。大きな戦略的次元の外交が切実な時だ。
今の北東アジアは120年前の状況と似ている。当時、私たちの先祖は周辺強国の動きに敏捷に対応できず右往左往して国権を喪失した。もちろん当時の私たちには力がなかった。しかし現在の韓国は世界経済10位の大国だ。国際的地位も相当高まった。これにふさわしい外交が必要だ。
古今東西の外交史は全て全く同じだ。最高の外交は国益外交だ。変わったものがあるとするならば国家間の力比べの様相だ。20世紀の冷戦期には米国と旧ソ連のどちらかに編入して経済と安保を保証され、それが国益に符合した。しかし21世紀は数多くの国家を相手にしなければならない無限競争時代だ。