【取材日記】ワシントンでのシンクタンク三国志
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.11 08:14
安倍晋三首相が米国を訪問中だった先月29日、ワシントンのある高級ホテルの地下カンファレンスルームには多くの人々が集まった。笹川平和財団USAが主催した安倍首相を“もてなす”場であり、出席者の中には見覚えのあるシンクタンクの学者たちもいた。カンファレンスルームの外側に茶菓を準備した空間には数百人の出席者がいた。
笹川平和財団USAはワシントンのシンクタンクを支援したり、財団が自主的に各種セミナーを開き、日本を知らせるのを主導する尖兵だ。この財団は米議会の「日本研究会」を後援し、所属議員の日本訪問経費も支援する。また日本政府は安倍首相の訪問を控え、米国のジョージタウン大・コロンビア大・マサチューセッツ工大(MIT)にそれぞれ500万ドルを支援することにしたと明らかにした。日本学研究を支援する名目だが、その背景には韓国の激しい歴史攻勢を米国現地で遮断するという心算もある。