【コラム】韓国でも「ママデー」「パパデー」は可能だろうか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.08 11:07
オランダに出張中だ。少し時間を作って、知り合いの韓国人留学生夫婦とともに食事をした。数年前からオランダの大学で博士(妻)・修士(夫)課程に通う2人は来月、王女様(娘)の出産を控えている。2人ともパートタイム勤務の研究員であり勉強する学生である上に、そこでは外国人の身分でもある。私は韓国のパサついた育児の現実を思い出して「あの状況でどうやって子供を産むのだろうか」といぶかった。
ところが本人は「育児の心配は全くない」と豪語した。子供を気楽に育てられるオランダの各種制度のおかげだった。彼らが最初に挙げたのは、子供が満8歳になるまで使う育児休暇(最大6カ月)だ。勤務を続けながら1週間に1、2日ずつ分けて使える上に、周囲の顔色を見なくても希望の日に休める。女性はもちろん男性も自由に使うほうだ。在宅勤務も柔軟に認められる。両親が平日に交代で育児休暇を使いながら、母親が子供の面倒をみる日の「ママダフ(ママデー)」とパパが子供の世話をする「パパダフ(パパデー)」が普通名詞としての位置づけを確立した。