AIIBvsADB…日本・中国間の競争激化
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.07 11:18
アジアのインフラ投資市場をめぐって中国と日本間の牽制が深刻化している。
3・4日にアゼルバイジャンのバクーで開かれたアジア開発銀行(ADB)の年次総会で、中尾武彦ADB総裁がADBの資本金の増額方針を明らかにしたのに続き、中国もアジアインフラ投資銀行(AIIB)の初期資本金を当初の500億ドルから大幅に引き上げる案を検討中だと伝えられた。中国と日本は今回の総会でそれぞれ主導するAIIBとADBの融資と人的交流などで互いに協力することにしたが、水面下では両国間の主導権争いが激しくなっているという解釈が出ている。
日本の朝日新聞は6日、中国主導のAIIB臨時事務局がAIIB設立のための協議過程で初期資本金の増額を創立加盟国に提案したと報道した。AIIBは初期資本金を500億ドルでスタートし、増資を通じて1000億ドルに増やす計画だった。だが創立加盟国が当初の予想を大きく上回る57カ国に決まりながら、初めから資本金の規模を増やす条件が用意されたものとAIIBが判断したという分析だ。当初の500億ドルよりも1.5~2倍の規模に拡大する案が検討されていると朝日新聞は伝えた。