「時にはホームランよりバントも…実利外交をしよう」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.06 07:46
1日に国会で開かれた外交安保対策の政府・与党協議では、外交部長官とセヌリ党議員の間で舌戦があった。韓国の外交が危機だという指摘に対し、「過度な批判」という尹炳世(ユン・ビョンセ)長官の反論が続いた。国内外の専門家は韓国外交危機論をどのように診断しているのだろうか。
中央日報は1-5日、外交部の元長官・次官や教授など国内の外交専門家24人、米・中・日の専門家7人の計31人を対象にアンケート調査をした。韓国の外交が「非常に深刻な危機」を10点、「全く危機でない」を0点として尋ねた結果、「危機」(6点以上)と答えた専門家が21人で全体の67.7%にのぼった。平均は5.8点だった。朴槿恵(パク・クネ)政権の外交政策と戦略に対する評価を「秀・優・美・良・可」を基準に再び尋ねた結果、「秀」は1人もいなかった。優7人、美13人、良9人、可2人の順だった。
相対評価でも朴槿恵政権の点数は低かった。韓国・米国・中国・日本・ロシアの5カ国の首脳のうち国益を確保する実利外交を最もうまくしている指導者は誰かという質問に対し、朴大統領を選んだ専門家は一人もなかった。17人が中国の習近平国家主席を選び、オバマ米大統領(6人)、安倍晋三日本首相(6人)、プーチン露大統領(2人)の順だった。