【噴水台】本当の外交とはこういうもの=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.05 13:46
かなり前、娘が小学生の時の話だ。長く暮らした米ロサンゼルス近郊の小さな家には、家と家の間に塀がなかった。80歳以上の一人暮らしの隣のおばあさんから焼きたてのパンや熟したイチジクをもらって食べるなど親しく過ごした。おばあさんが健康かどうか私はいつも見ていたし、何かあれば私の家の窓をたたくように伝えていた。
ある日、裏庭で子どもと子犬と遊んでいる時、おばあさんが玄関のベルを押した。塀もない家。そのまま裏庭に来てもかまわないが、あえて玄関まで来て彼女が渡したものはビニール袋に入った子犬の排泄物。子犬の世話をきちんとしろということだ。正しい言葉だが、当惑した。言葉で言えばいいものを、ビニールにそれを入れてくるとは。その時に初めて知った。いくら親しくても米国の人たちは必要に応じて急変することもあるということを。