「安倍首相のホロコースト博物館訪問はショー」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.02 11:32
車椅子に乗った慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さん(87)は4月30日(現地時間)、米ニュージャージー州バーゲン郡にある慰安婦碑の前にいた。安倍晋三首相の謝罪を求めながら安倍首相の移動経路に合わせて数日間、ボストンとワシントンDCを行き来した。
慰安婦碑の前には特別な友人2人が待っていた。第2次世界大戦中のナチスのユダヤ人大虐殺、ホロコーストの生存者であるエーデル・ケッツさん(92)とアニタ・ワイスボードさん(92)だった。ポーランド出身のケッツさんの家族は彼女の目の前で殺害された。
ケッツさんが李さんに話した。「私たちの悲しみを共有するために来た。このように会うことが私たちには治療となり、私たちの心を治癒する」。2人はほおを合わせ、ケッツさんは「二人の友、一つの心(Two Friends,One Heart)」と語った。ワイスボードさんは「ヒトラーがオーストリアに進軍した当時、幼い少女だった。その時から私の人生は完全に変わった」とし「慰安婦被害者と強い連帯感を感じる」と話した。