「サムスンとアップルは互いに顧客…競争は心配ない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.30 09:16
「アップルとの競争、心配はいらない」。
サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長(47)が異例的にアップルについて言及した。このほどソウル市内のホテルで開かれた三極委員会でのことだ。三極委員会は石油王と呼ばれるロックフェラーの子孫であるデビッド・ロックフェラー元JPモルガン・チェース会長が世界問題を解決するために1973年に作った民間団体だ。コーリン・パウエル元米国務長官、ジョセフ・ナイ米ハーバード大学客員教授、スティーブン・ボズワース米ジョンズ・ホプキンス大学国際関係大学院(SAIS)韓米研究院長、ジャン・クロード・トリシェ元欧州中央銀行総裁らが活動している。
複数の参加者によると李副会長は乾杯の音頭を兼ねたあいさつを通じ、「アップルと競争しているがサムスンはアップルの最大の顧客で、アップルはサムスンの最大の顧客だ。あまり(競争を)心配することではない」と話した。アップルの躍進でサムスン電子の立地が弱まりはしないという自信を遠回しに表現したのだ。米市場調査会社のストラテジーアナリティックスによると、サムスン電子は今年1~3月期に世界のスマートフォン市場で8320万台を販売しシェア24%で1位になった。これに対し昨年10~12月期にサムスン電子と1位タイだったアップルは6120万台、シェア18%で2位と後れを取った。