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【社説】ネパールの悲劇的地震…開かれた心で助ける時だ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.27 13:54
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ヒマラヤ山脈のネパールで25日、リヒター・スケール(マグニチュード)7.8の強震が発生し、26日までに2000人を超える死亡者が確認された。隣のインド・中国・バングラデシュの犠牲者も相当なものだった。まだ行政力がまともに接近できず死亡者の確認はさらに増える見通しだ。

地震発生直後から全世界が緊急支援に出て国際社会の情が枯れていないことを見せてくれる。米国もただちに支援計画を発表し、フランス・英国・ドイツ・ノルウェーなども被害地域に救助人材や航空機などをすみやかに送る予定だ。中国もやはり習近平国家主席と李克強首相が直接出て捜索救助チーム62人と捜索犬6頭を現地へと急派した。

 
中国はネパールと国境を接しているが韓国もこれに劣らず固い縁がある。数多くの韓国の仏教信者が巡礼する釈迦出生地ルンビニがある場所に韓国の登山家たちがヒマラヤ遵奉を列をなして訪れている。切っても切れない縁だ。あえてこんな縁ではなくてもグローバル時代には遠い国・隣国を問わず困難を経験している国に助けの手を差し出すのが当然だ。

問題はタイミングだ。外交部当局者は6日「救助寄付など経済的支援を優先して救助チーム派遣の有無はネパール側の要請や国際社会の動向などをもう少し見回した後に決める」とした。こういうことでは、ややもすると救助の「ゴールデンタイム」を逃さないだろうかと憂慮される。混乱を経ているネパールが要請する前に韓国が必要な準備を終えて救助地域を調整するなど、より積極的な姿勢が惜しい。特に地震で埋もれた人たちの救助と患者治療は初動対応が重要だ。

世界の悲劇には、いつも腕をまくりあげる韓国の民間団体の積極的な支援も期待する。また今回の地震で水道・通信網など社会基盤施設が破壊されたネパールのために政府レベルの中長期的な支援対策も検討しなければならないだろう。こういうものが公共外交でありソフトパワーではないか。私たちが開かれた心でネパールを助けるべき時だ。ネパールが一日も早く悲しみを乗り越えて再び立ち上がることを祈る。

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