<韓米原子力協定妥結>朴大統領強調した「核燃料再処理」権限は得られず
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.23 10:54
ウラン濃縮と使用済み核燃料を再処理できる道をわずかに開いておいた。だが、かんぬきは依然として堅固だ。韓米両国はウラン濃縮と核燃料再処理を今後“合意する”事項として残しておいた。したがって米国の同意がない場合、濃縮と再処理は不可能だ。ただし明らかに禁止する「ゴールドスタンダード条項」は協定文に含まれなかった。
濃縮と再処理は政府が原子力協定の改正交渉に臨む中で最も主眼としてきた部分だ。朴槿恵(パク・クネ)大統領は当選者身分の時期である2013年1月、米下院議員団に会って「新政府の懸案の1つが韓米原子力協定」としながら「核廃棄物処理が重要で切実な問題」と述べた。濃縮と再処理の権限がほしいという意味だった。濃縮は全量輸入している核燃料の安定的供給のためであり、再処理はたまっていく核廃棄物を大幅に減らせるからだ。交渉過程では日本との公平性の問題が提起されることもあった。日本は1988年に結んだ日米原子力協定により、包括的同意を得て20%未満の低濃縮が可能だ。