大韓航空前副社長「深い反省の時間」…検察、2審も懲役3年求刑
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.21 08:24
「ナッツリターン」事件で1審で懲役1年が言い渡された前大韓航空副社長の趙顕娥(チョ・ヒョンア)被告(41)に対する控訴審で、検察は原審と同じく懲役3年を求刑した。
20日、ソウル高裁刑事6部(部長キム・サンファン)の審理で開かれた趙被告に対する結審公判で、検察は「航空保安法立法の趣旨に基づき乗客・乗務員の安全を妨げた趙被告に対し、航路変更容疑の有罪が認められなければいけない」と述べた。また検察は「会社オーナーの長女であり副社長の地位を乱用し、法秩序を無力化してもその責任を事務長と乗務員に転嫁しようとした点からみて、本当に反省しているのかどうか疑問」と述べた。
薄緑色の囚衣姿で髪を束ね、黒縁のメガネをかけて法廷に現れた趙被告は公判中、一度も頭を上げなかった。体重が7キロほど落ち、うつ病を訴えてきた趙被告は最後の陳述で「置いてきた子どものことを考えながら夜も明かして深い反省の時間を持った」と涙を見せた。