【社説】大卒失業者50万人…大学改革しなければ改革される=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.17 14:43
韓国で大卒失業者が初めて50万人を超えた。統計庁によると、大卒失業者は先月50万1000人となり、1年間に3万9000人増加した。3年前の38万人水準から毎年急増している。特に20代の大卒失業率は9.5%と、前年同月に比べ1ポイント増えた。就職の準備などで非経済活動人口となった潜在失業者を考えると、大卒者の体感失業率は20%を上回るという分析もある。
当然の結果だ。毎年、大卒者が60万人以上あふれるが、良質の働き口は不足している。韓国経済研究院によると、4年後の2019年は良質の雇用が265万件であるのに対し、良質の労働力は528万人と倍近い差がある。経済が画期的に回復しない限り、大学が失業者養成所になるしかない構造だ。80%を上回っていた大学進学率が70%線まで落ちたのも当然の帰結だ。大学が成功どころか就職も保証するわけではないため、あえて高い費用を支払って行く理由がないということだ。