<成完鍾リスト波紋>前大統領秘書室長、証拠が出ると「会ったことある」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.17 12:14
金淇春(キム・ギチュン)前大統領秘書室長が自分の発言を覆した。「成完鍾(ソン・ワンジョン)リスト」に成完鍾前京南企業会長から2006年に10万ドルを受けたと書かれていることが公開された10日、金前室長は「(2013年8月5日に)秘書室長になった後、成氏と会ったことはない」と釈明した。「成氏の話は全くでたらめであり、完全に小説」とも主張した。
しかし「成完鍾ダイアリー」に2013年11月6日に金前室長に会ったことが書かれていると中央日報が報道した後、言葉を変えた。当時は京南企業のワークアウト(企業財務構造改善作業)開始決定(10月31日)が出た後だ。金前室長は16日、文化日報のインタビューで、「いま記憶をたどってみると、2013年11月6日午後6時30分に成氏をはじめ、忠清道(チュンチョンド)議員5人と夕食を一緒にした」と述べた。6日前に強く否認したことに関しては「勘違いしたようだ。私が改めて記憶をたどり、持っている資料をみると、11月6日は確かに思い出す」とし「確認してみると、その日、食事代も私が決済した」と話した。ダイアリーに書かれた事実を認めたのだ。中央日報が追加確認のため金前室長に連絡を取ろうとしたが、金前室長の携帯電話は電源が切れていた。