<成完鍾リスト波紋>李首相「広範囲な捜査に」 野党「議員を脅迫するのか」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.16 11:27
李完九首相は15日、検察の「成完鍾リスト」捜査に関連し、「今後この事件は非常に広範囲に明らかになると考える」と述べた。李首相はこの日、国会経済分野の対政府質問に出席し、新政治民主連合の李美卿(イ・ミギョン)議員が「首相職を辞退して捜査を受けるべき」と圧力を加えると、このように答えた。李首相は「忠清(チュンチョン)圏の議員はこの方(成完鍾元京南企業会長)の成長過程、富の蓄積過程をすべて知っているのではないのか」とし「私は(成氏が犠牲になったという言葉に)同意しない。今後、徐々に明らかになるだろう」と述べた。李首相は「故人とは親しくないが(成氏の活動を聞いて)普通でないと思っていた」とし「同僚の議員にも『気をつけるのがよい』と助言した」とも語った。そして「おそらく非常に複雑な捜査、広範囲な捜査になるだろう」と話した。
これに対し、本会議場にいた野党の議席からは非難の声があふれた。匿名を求めた新政治連合の再選議員は「李首相の発言は、検察が彼に捜査状況を報告していなければできないものだ」とし「事実上、捜査に関与しながら議員を脅迫するように聞こえる」と批判した。セヌリ党の関係者も「検察の捜査が与党だけでなく野党側にも拡大する可能性を暗示した発言ではないだろうか」と解釈した。