米国の顔色うかがう日本、AIIB6月加入の可能性…カナダ・メキシコも「天秤」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.15 11:22
アジアインフラ投資銀行(AIIB)創立加盟国からはずれている日本やカナダなどの悩みが大きくなっている。年間7300億ドル(約800兆ウォン)に達するアジアインフラ建設市場から自国企業が疎外される恐れがあるからだ。
14日、日本経済新聞によればAIIB初代総裁候補に挙がっている金立群AIIB臨時事務局長が先月、中尾武彦アジア開発銀行(ADB)総裁を通じて日本にAIIB副総裁の席を提案し、創立加盟国への参加を要請した。だが日本は創立加盟国の申請締め切り日だった先月31日までに加入申請をしなかった。運営の不透明性などを理由に挙げたが、米国との関係を意識した決定だったというのが定説だ。
今月に入ってからは与党の自民党内でAIIB参加の有無を本格議論している。5月末までには党内意見を総合して日本政府に伝える予定だ。安倍晋三首相は今月26日から始まる米国訪問中にオバマ大統領とAIIB参加に関して意見交換するという観測も出ている。日本政府は6月6日前後に開かれる日中財務相会議の時に中国と参加の有無を議論する方針だ。