「外交ジレンマが祝福とは」…韓国外交部長官を集中叱責した与野党(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.15 09:39
14日に行われた国会の外交・統一・安保分野の対政府質問では「米中双方のラブコールは祝福」と述べた尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官の発言が集中批判を浴びた。尹長官は米国の高高度ミサイル防衛(THAAD・サード)体系配置と中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)参加をめぐって議論が広がった時「米中双方からラブコールを受ける状況は、決して悩みの種やジレンマにはならない。これは祝福」といった。
だが与野党から「韓国外交の祝福」どころか「韓国外交の危機」だという指摘が出た。
セヌリ党の李喆雨(イ・チョルウ)議員は「(韓国外交は)中国・米国の隙間に入っており、日本とは全く前に出て行けず後退する様相で、ロシアが(5月)戦勝記念日に来いというのにもためらう姿勢を取ったのが事実ではないのか。ところが(尹長官は)韓国の外交が双方からラブコールを受けていると自信をちらつかせた」と述べた。