名前挙がった8人はほとんど親朴系…検察の捜査に負担も=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.04.12 12:37
成完鍾(ソン・ワンジョン)前京南(キョンナム)企業会長の「金品提供」の状況が盛り込まれたメモと音声ファイルが公開され検察の悩みが深まっている。違法政治資金など捜査に事実上着手した状態だが、核心当事者が死亡している上、最近相次いでいる被疑者の自殺事件も検察には負担だ。
検察は昨年12月、「青瓦台文書」流出容疑で捜査を受けた警偉が自殺した事件から4月で再び主要被疑者が自ら命を絶ち、当惑感を隠せずにいる。2つの事件とも2013年の大検察庁(最高検)中央捜査部廃止以降に事実上の中央捜査部役を担ってきたソウル中央地検特捜部が捜査している最中に発生した。青瓦台文書流出事件は特捜2部、成前会長の横領詐欺疑惑捜査は特捜1部が担当した。中央地検のある部長検事は、「捜査に必要な手がかりを確保したといっても被疑者自殺事件が続けて起きれば捜査チームとしては萎縮するほかない」と話した。