今年の成長率も3.1%に下方修正…韓銀、異例にも追加予算要求(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.10 08:53
韓国銀行(韓銀)が9日、今年の物価上昇率を0.9%に下方修正した。3カ月前の1月の予想値(1.9%)の半分以下だ。たばこ値上げ効果を除けば0.32%となり、韓国経済が過去に経験したことのない数値だ。韓銀は今年の経済成長率予測値も3.4%から3.1%に引き下げた。低物価と低成長が固着化するというデフレ論争に韓銀が火をつける格好となった。
韓銀の予測通りになる場合、今年の物価上昇率は通貨危機直後だった1999年(0.8%)以来の0%台となる。月間消費者物価上昇率は昨年12月から3月まで4カ月連続で0%台にとどまっている。たばこ値上げ効果(0.58%ポイント)を除けば2カ月連続で事実上のマイナスだ。物価が全般的に下落し、景気低迷が長期化するデフレに入っているという懸念が強まる理由だ。