【社説】あらゆる困難に打ち勝ったサムスン電子と現代自動車の躍進
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.08 13:22
サムスン電子が第1四半期に昨年第4四半期より11.53%増加となる5兆9000億ウォン(6468億円)の営業利益を上げた。見通しを10%近く上回るアーニングサプライズだ。現代・起亜自動車は先月米国で13万3790台を売り月間販売新記録を立てた。米国市場でのシェアも2月の7.7%から8.7%に上昇した。韓国代表企業が最悪の困難をかき分けて内外で勝利の知らせを伝えている。あちこちに悲観論が広がった状況のためこれら代表企業の善戦は喜ばしい限りだ。
サムスン電子と現代自動車が韓国経済で占める割合を考慮すれば決して個別企業だけの朗報ではない。サムスン電子は有価証券市場で占める割合が17%に達し、現代自動車、起亜自動車、現代モービスの現代自動車グループ3社が占める割合も7%前後だ。経済全般に及ぼす影響は大きい。昨年3.3%の成長にとどまった韓国経済は副首相がデフレに言及するほど最悪の状況に至っている。こうした状況でこれら2つの企業ですら悪化した業績を報告したならば今年1年もあふれる悲観論の中で打つ手もなく流れるところだった。