【社説】終わりのない安倍首相の歴史歪曲…日本国民に学ぶべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.07 10:37
日本の文部科学省が「韓国が竹島を不法占拠している」と強弁する中学歴史教科書の検定結果を発表した。公民・地理の教科書にあった独島(ドクト、日本名・竹島)関連の詭弁を歴史の教科書にまで拡大したのだ。18点のうち13点は「韓国が不法占拠中」という挑発的な主張をし、「日本が1905年に竹島を編入した」と強弁する内容もある。このような教科書で習う日本の中学生が韓国を「悪い国」と考えるのは明らかであり、大人になれば現在の大人の世代よりはるかに強硬な立場を取ることになるだろう。
今回の挑発は、国交樹立50周年と光復(解放)70周年を迎えて韓日間にようやく醸成された対話ムードに冷や水を浴びせるものであり、遺憾だ。その間、韓国政府は日本が慰安婦問題に誠意さえ示せば正常化に向かうことができるというメッセージを投じてきた。先月の韓日中外相会談で3カ国首脳会談に努力するという合意を主導的に引き出したのも韓国だ。これに関して安倍首相が朴槿恵(パク・クネ)大統領に謝意を表したのは数日前のことだ。にもかかわらず強力な独島挑発を再開したのをみると、安倍首相の内心は何か、繰り返し韓日首脳会談を開こうと求める日本政府の本心は何か疑わしい。