【時論】AIIBに遅れて加入した韓国が主導権を見出すには(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.07 09:08
韓国のアジアインフラ投資銀行(AIIB)参加が既定事実化されつつある。申込書を提出した国は計51カ国で、米国やカナダ、日本を除く多くの経済大国が参加した。韓国はこれまで賛否両論の圧力を受けて躊躇しながら有利に参加できる機会は失ったが、AIIBとアジア開発銀行(ADB)が衝突なく本来の役割を遂行できるよう改革することはできるだろう。
日本は1966年、米国と共にADB設立を主導した。当時の日本の持分率は21.1%だったが93年には50%まで増え、これを根拠に過去50年間余りにわたり総裁職をつとめてきた。中国の台頭により日本の持分は15.7%に縮小されたが中国の持分(香港含む)は依然として7%に制限されている。中国がAIIB設立を推進するのは、こうした日本の独走に対する不満も一役買っていたという見解が多い。