【コラム】尹炳世のための弁解=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.06 11:33
5000年にわたる私たちの歴史で思い出す外交官が果たしているだろうか。高麗時代に契丹と談判して江東(カンドン)6州を開いた徐熙(ソヒ)がまず挙げられるだろうし、朝鮮初期に玄海灘を40回以上も渡って倭寇に拉致された朝鮮の民667人を帰還させた日本専門家の李藝(イ・イェ)ぐらいが並んで出るかも知れない。ああ、灯台下暗しだった。今の時代は潘基文(パン・ギムン)国連事務総長もその職に上がっただけで大韓民国の地位を高めたかもしれない。
数千年にわたり強大国の隙間で生存してきたこの国で思い出される外交官を片手で満たすのが難しいとは驚くべきことだ。それと共に、この地の歴代王朝が周辺強大国より(全世界でどの王朝よりも)はるかに長く数百年ずつ続いてきたのは奇跡に近い。