【社説】不正疑惑の渦中の韓国型戦闘機事業
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.31 13:48
韓国型戦闘機(KF-X)開発事業の優先交渉対象者に韓国航空宇宙産業(KAI)が選ばれた。防衛事業庁はKAIと5月まで技術・価格などに関する交渉を進めた後、6月に企業を最終選定する。KF-Xは開発費と量産費用を合わせて18兆ウォン(約2兆円)ほど投入される建軍以来最大の武器事業だ。空軍の老朽化したF-4とF-5戦闘機の代わりに、KF-16戦闘機より性能が優れた約100機を生産する。開発は2025年、戦力化は2032年に終わる。
国産戦闘機開発の第一歩を踏み出したのは大きな意味がある。海外に輸出する高等訓練機T-50、軽攻撃機FA-50に続き、戦闘機も国内の研究開発で製造できるレベルに達した。1970年に自主国防論が登場して以来およそ半世紀ぶりだ。韓国型戦闘機事業が領空の守護を牽引しながら、輸出を通じた航空産業の発展にも寄与すると期待する。同じ級の戦闘機で最高性能を誇ってこそ輸出も可能になるだろう。