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北朝鮮は社会主義ではなく君主制国家…中国のようになるだろう 

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.31 11:36
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北朝鮮の大同江(テドンガン)ビールが韓国のビールよりおいしいと主張し韓国に“ビール波乱”を起こしたダニエル・チューダー前エコノミスト誌ソウル特派員が北朝鮮社会のさまざまな面をのぞき見た本を出す。平壌(ピョンヤン)訪問経験を基にしたこの本は英米圏で来月14日に刊行される。英フィナンシャル・タイムズは27日に書評で「北朝鮮社会を生き生きと取り上げた」とし、「注目すべき秀作」と評した。タイトルは『北朝鮮コンフィデンシャル:市場、ファッショントレンド、政治犯収容所、反体制者と脱北者』。ロイター通信ソウル特派員であり北朝鮮専門家であるジェームス・ピアソンとともに出した。

現在ロンドンにいるチューダーと29日に電子メールでインタビューした。彼は「北朝鮮にも“コリアン”が住んでいた」と話した。以下はチューダーとの問答要旨。

 
--北朝鮮関連本を書くのは容易ではなかっただろう。

「さまざまな北朝鮮内外の人に会った。金正恩(キム・ジョンウン)第1書記を直接知っている人たちも含め情報要員から事業家まであまねく会った。記者経験を生かし取材源に会って多角度の話を聞いた。北朝鮮と関連した多くの本が仮定や仮設にだけ根拠を置いているのが残念だったためだ」

--それで下した結論は。

「“北朝鮮=社会主義”という典型性は終わったということだ。北朝鮮は社会主義ではなく君主制国家だ。いまは封建制国家に進化した」

--北朝鮮が「資本主義の黄色い風」に対処する姿勢はどうか。

「北朝鮮の体制もやはり資本主義の風は避けることはできない。だが、自分たちの利益に合致する方向で最大限風を引っ張っていこうとする。北朝鮮としては綱渡りの曲芸のように、一歩間違って踏み出せば死に追いやられかねないきわどい冒険のようだ。この状況は朝鮮時代の壬辰倭乱後を連想させる。没落した両班(ヤンバン)が裕福になった商人階級と婚姻するなど社会が混乱を経た時期の話だ。北朝鮮においては1990年代の『苦難の行軍』時代に体験した空腹が壬辰倭乱に比肩される社会変化の分水嶺だ」

--南北関係はかちかちに凍りついている。解決法を助言するならば。

「北朝鮮の特性上、いまは冷え込んでいても明日になればすぐに解決できるのが南北関係だ。いつでも北朝鮮と対話する準備をしておきながらも性急に対話に臨んで品位を損ねることはあってはならない。北朝鮮の人権の実情に対する批判は続けるべきだと考える。人権は政治を超えた人類の基本的問題であるためだ」

--南北関係に明るい未来はあるとみるか。

「北朝鮮は結局遅くても着実に自分の方式の道を進むもので、終局には中国のように独裁資本主義に進化するだろう。北朝鮮体制の未来に対しては規範的ではなく肯定的にアプローチしたい。北朝鮮の体制の政治的統制力は確固としているが社会的・経済的統制力は弱まっている。このように話せば答になるだろうか。私に魔法使いのステッキがあれば北朝鮮体制はすぐにでもなくしたいと」。

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    2015.03.31 11:36
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    ダニエル・チューダー前エコノミスト特派員は訪朝経験に基づき、「平壌の都心はニューヨークのマンハッタンのようで、“ピョンハッタン”という新造語までできた」とし、「北朝鮮の変化のスピードは速い」と話した。(写真=ダニエル・チューダーのフェイスブック)
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