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ロンドン交響楽団がアリランを…この実験を実現させた韓国作曲家

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.27 14:05
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作曲家イ・ジス氏(34)は昨年初め、ロンドン交響楽団に電子メールを送った。「韓国の伝統旋律であるアリランでオーケストラ作品を10曲作った。一緒に録音しよう」と提案する内容だった。ロンドン交響楽団は英国はもちろん、欧州屈指の名門楽団だ。だが、伝統にだけにとどまらず、『ロード・オブ・ザ・リング』や『ハリーポッター』のような映画音楽にも参加している。ロンドン交響楽団は「楽譜を全て送ってほしい」と返事した。

最終OKを受けるまで3カ月かかった。イ氏は「何度も楽譜をやりとりして音楽を磨き上げた」と話した。ロンドン交響は007シリーズや『レ・ミゼラブル』、『インターステラー』等の音楽を録音したロンドンのエアスタジオ(AIR Studios)で収録を行った。ロンドン交響楽団が演奏したアリランのアルバムはこのようにして今月発売された。

 
アリランで構成されたオーケストラ曲はこれが初めてではない。しかし、世界的な楽団が収録に参加したのは今回が初めてだ。イ氏は旌善(ジョンソン)・海州(ヘジュ)・尚州(サンジュ)アリランなどを用いて、パンソリ、管楽器のテグム、ピアノ、ソプラノがオーケストラと共演する協奏曲形式を採った。目標はクラシック公演会場で演奏できる曲だった。このため、西洋式のオーケストラ技法を果敢に取り入れた。通常のクラシック音楽と一緒に配置しても遜色ない音楽が出来上がった。

イ氏はソウル大作曲科を卒業した後、ドラマ・映画音楽界で活動してきた。『冬のソナタ』『オールドボーイ』『建築学概論』等で大衆的な音楽感覚を育てた。そうする中、2007年からアリランに専念した。各種アリランの旋律の大衆化はもちろん、グローバル化の可能性も充分だと考えたためだ。2007年密陽(ミリャン)アリランで「アリラン・ラプソティ」を出した。華やかなオーケストラ音響でアリランに迫力感を加えた。この作品は広告音楽に使われたり中学校教科書に収録されたりした。

今回のアルバムはイ氏が進めている「アリランの実験」の総決算だ。イ氏は「アリランのオーケストラ曲を西洋交響楽団でも十分に自分のものとして演奏できるところを見せたかった」と話した。ロンドン交響楽団を選んだのもこのためだ。イ氏は「アリランという単語さえ初めて聞く団員がほとんどだったが、理解にはそれほど大きな問題がなかった点には驚いた」とし「交響楽団の実力のおかげだが、アリランの旋律そのものにすでに世界的な普遍性があるのではないかという気がした」とした。

作曲家の夢は今回演奏されたアリラン協奏曲の規模を交響曲に育てることだ。「いつかは大型編成のオーケストラのためのアリラン交響曲を書きたいと思っている」としながら「クラシック音楽の交響曲とも並んでプログラミングできるような水準になるだろう」と自信をのぞかせた。

イ氏は今回のアルバムに含まれた曲を集めて来月8日、ソウルLGアートセンターで公演する。舞台ではロンドン交響楽団の代わりに韓国のニューワールド・フィルハーモニック・オーケストラが共にする。

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    ロンドン交響楽団がアリランを…この実験を実現させた韓国作曲家

    2015.03.27 14:05
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    昨年、ロンドン交響楽団とアリラン収録作業中の作曲家イ・ジス氏(右下)。「アリランの旋律は短くて単純だがオーケストラと出会いさまざまなスタイルをつくり出すことができる」と話した。(写真提供=ロネット)
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