AIIBとパッケージディール?…THAAD導入議論に進展
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.27 11:03
韓国政府が26日、中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)参加を決定したことを受け、米国が推進する「高高度ミサイル防衛体系(THAAD)」の韓国配備議論が急進展する見込みだ。中国の反発を意識した韓国がAIIB参加でTHAAD配備に対する負担を減らせることになったからだ。
政府は当初、AIIBとTHAADの「パッケージディール」はないという意向を明らかにしてきた。政界でTHAAD配備をめぐる賛否論争が起きると、青瓦台(チョンワデ、大統領府)はTHAADの韓半島(朝鮮半島)配備に関し「米国の要請も、協議も、決定もない」といういわゆる「3No」方針を明らかにし、鎮火に動いた。安豪栄(アン・ホヨン)駐米大使はこの日の記者懇談会で、「THAAD配備に関する米国の要請・協議・決定はなかった」と政府の立場を繰り返した。