大停電で次々とLNG発電所建設…原油安で赤字続出=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.26 10:12
「電力不足の時は強く求めていたのに、今はもう厄介者扱いか」。
「需要をよく確かめてから投資するべきなのに、企業の判断ミスまで政府が責任を負わなければいけないのか」
液化天然ガス(LNG)を燃やして電力をつくるLNG複合発電所と政府の間で責任攻防が繰り広げられている。2011年9月の大規模な停電後、民間企業は次々とLNG発電所を建設した。電力の需要が予想より急激に増えたうえ、国内の原発が故障・修理のため相次いで停止したため、電力が不足した。すると政府が乗り出して民間企業に“SOS”を送った。LNG発電所は建設期間が4-6年と短いうえ、首都圏に建設できるため、送電塔の新設による苦情も避けることができた。温室効果ガス排出量も石炭発電の40%程度と少ない。「緑色革命」を前に出した李明博(イ・ミョンバク)政権の政策基調とも一致した。