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統一準備委の解体を主張した北朝鮮…委員の開城訪問を承認

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.25 14:19
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金聖在(キム・ソンジェ)元文化部長官をはじめとする統一準備委員会の関係者らが25日、北朝鮮当局の承認を受けて開城(ケソン)工業団地を訪問する。今回の開城訪問は、北朝鮮が10日、鄭鍾旭(チョン・ジョンウク)統一準備委副委員長の「吸収統一」関連発言を強く非難しながら統一準備委の解体を要求した状況で実現することになった。

匿名を求めた政府関係者は24日、「統一準備委の社会文化分科委員長である金元長官をはじめとする9人に対し、北が訪問を承認した」とし「25日の当日、開城工業団地内の託児所の母子保健事業の実態を調べる」と述べた。北朝鮮訪問団には北朝鮮人権専門家のイ・グムスン統一研究院専任研究員、対北朝鮮医療協力を扱ったファン・ナミ保健社会研究院博士など統一準備委専門委員も含まれた。

 
この人たちは統一準備委ではなく「国際保健医療財団」のメンバーとして訪朝を申請した。政府関係者は「統一準備委所属であることを把握しても訪問を認めた背景を分析中」と述べた。政府は実際に越境を許めるかどうか、訪問時に北側がどんな反応を見せるかは見守る必要があるという立場だ。統一部は今回の訪問をメディアに公開しなかった。

北朝鮮の訪問許可は、統一準備委に対する不快感を見せた状況の中、さらには韓国哨戒艦「天安」爆沈5年を翌日に控えて出てきた。金聖在分科委員長は金大中(キム・デジュン)政権当時に文化部長官を務め、最近、李姫鎬(イ・ヒホ)氏(金大中大統領夫人)の訪朝について北朝鮮と協議するなど北側とチャネルを維持してきた。このため金元長官の開城訪問を通じて北がある種のメッセージを伝えたり、対南探索戦をするという分析もある。

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