幽霊の町を生き返らせた日本の「スマート市民」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.25 07:54
先月22日午後、茨城県水戸市の産業会館会議室。2011年3月11日に大地震が東日本を襲った後、福島県浪江町を離れた高齢の被災者は、非営利団体「コード・フォー・ジャパン(Code for Japan)」の会員からタブレットPCの使用法を習った。被災者はこの日、隣人と映像通話をする方法も知った。津波で廃虚となった町を離れた人たちとオンラインで会うためだ。
柴田重臣コード・フォー・ジャパン共同代表(47)は「放射能汚染で居住が禁止され、町に戻れないので、我々が故郷を記憶できるようにする」と話した。大地震を経験した浪江町の住民2万1000人は全国に散った。故郷を離れ、隣人の生死も分からなかった。