THAAD韓国配置問題…各専門家の意見は(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.03.24 14:15
THAADと呼ばれる米国の高高度ミサイル防衛体系の韓国配置問題が安保論争の“ブラックホール”に浮上する様相だ。韓国をめぐるすべての安保問題がTHAADに帰結するかのような雰囲気だ。保守か進歩か、あるいは親米か親中かという陣営により賛否も食い違い、ややもすると国論が二分されるところだ。
韓国の必要や意志よりも米国と中国の国益がもっと大きく浮かび上がり、韓国は中間でどうすることもできない困った立場に追い込まれたという指摘もある。このような状況で韓国はどのような選択をすべきか、どのような方法で米国、中国、北朝鮮に対するべきか、韓国政府の悩みは深まっている。外交安保専門家である河英善(ハ・ヨンソン)東アジア研究院理事長(ソウル大学名誉教授)と文正仁(ムン・ジョンイン)延世(ヨンセ)大学政治外交学科教授に解決法を聞いてみた。
――THAAD配置は重要な問題ではあるが、議論が過度に加熱してむしろ懸念になっている状況だ。