3カ国首脳会談の成功、安倍首相の米議会演説と8月の談話がカギ(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.03.22 12:04
3カ国外相会談で出された合意は絡み合う韓日中関係を大きな枠組みで解きほぐそうという意図と解釈される。これまで韓中両国は日本政府の歴史認識問題により日本の度重なる首脳会談要請にもかかわらず冷淡な反応を見せてきた。このため日本の岸田文雄外相は今回の会談でも首脳会談開催の必要性に傍点を置いた姿が歴然としていた。
今回の会談が首脳会談へと順調につながるかに対しては予断を許さない。安倍政権の歴史認識が変わったという明白なシグナルを韓中両国に与えるまでは首脳会談の成功は難しいためだ。特に王毅中国外相の態度は断固としていた。王外相は会談直後に開かれた共同記者会見で日本政府の歴史認識問題に長い時間を割いた。彼は「この何年間3カ国間、特に日中・韓日関係が歴史認識問題のために困難に陥っている」と強調した。続けて「今年は第2次世界大戦が終わって70周年を迎えるが、3カ国の歴史問題は過去型ではなく現在型として残っている。これを未来型にしてはならない」と力説した。