麻生副総理「条件整えばAIIB参加の協議も」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.21 10:15
日本が中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)に参加する可能性を示唆した。麻生太郎副総理兼財務相は20日の記者会見で、AIIBに関し、「日本が要求する条件(審査基準の透明化、環境を配慮した融資実施など)が整えば、AIIB内に入って参加の協議をする可能性はある」と述べた。アジア開発銀行(ADB)を率いる日本はその間、AIIBには応じることができないという立場を維持してきた。
麻生副総理の発言で波紋が広がると、安倍晋三首相はこの日午後の参議院予算委員会で、日本のAIIB参加について「慎重な検討が必要だ」という立場を見せた。公正な支配構造(ガバナンス)を確立できるかどうか、債務の持続可能性を考慮せず他の債権者に損害を与えないかなどを考慮する必要があるということだ。菅義偉官房長官も「いくつかの問題が解消されない限り(日本が)参加することはない」と述べ、拡大解釈を遮断した。