【中央時評】韓半島統一はタダ飯ではない(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.20 15:15
西部開拓時代に米国には酒を注文すれば昼食は無料でサービスされる酒場があった。言葉通り「タダ飯」だった。ところが酒代が高いうえ、食べ物が辛いため酒を追加で注文することになるという。一見、タダ飯のように見えるが、実際は代価を支払っているということだ。ここに「世の中にタダ飯はない(There ain’t no such thing as a free lunch) 」という言葉は由来する。その場は無料でも未来に代価を支払う場合をいう時に使う。
数週間前に高麗大アジア問題研究所が主催した統一関連の国際会議に出席した国内外の専門家は、韓半島統一はタダ飯ではないと何度も強調した。独フンボルト大学のマイケル・ブルダ教授はドイツ統一後25年間、東西ドイツ住民ともに多くの恩恵を受けたのは事実だが、それだけ費用を支払ったと述べた。韓国の出席者は自分たちも統一費用を深く心配していると説明したが、実際どれほどの基金を集めて準備しているかという質問には答えにくかった。我々の南北協力基金はドイツが統一後15年間に投入した1兆4000億ユーロ以上の金額とは比較にならない。