【グローバルアイ】ベトナム戦争が過去の歴史なら韓米同盟は何か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.17 13:37
鄭義和(チョン・ウィファ)国会議長が訪米日程中の6日(現地時間)、ワシントンでティレリ元在韓米軍司令官らに会った。ティレリ氏は鄭議長に韓米同盟を強調し、「米軍の派兵には常に韓国軍が一緒にいた」と述べた。ティレリ氏は「韓国はベトナム戦争に米国に続いて2番目に参戦し、戦死者も多かった」と例を挙げた。
ベトナムには1964年から73年まで計32万人ほどの韓国軍が派兵された。これによる韓国軍の戦死者だけでも5000人にのぼる。歌手キム・チュザの『ベトナムから帰ってきたキム上士」が流行したのがこの頃だった。派兵中に米国が支援した韓国軍維持費用とその後の米国の対韓援助は韓国経済の血となったが、韓国軍の犠牲も大きかった。
しかしこれとは異なる性格の「ベトナム戦争と韓国」の評価もある。デニス・ブレア元国家情報長官は昨年8月、ワシントンのあるシンクタンクのセミナーで、ベトナム戦争当時は韓国軍が米国軍や他の国の軍隊よりも無慈悲だったという趣旨の話をした。ブレア元長官のこの日の講演テーマは「歴史が北東アジアの未来に向けた発展を遅らせている」であり、彼は講演中、韓日中3カ国すべてに苦痛な過去の歴史があるとも指摘した。もちろんブレア元長官は米国も奴隷制や人種差別など恥ずかしい過去があったことを隠さなかった。ブレア元長官は1月のあるセミナーでもベトナム戦争の話をし、韓国軍は無慈悲だったと再度述べた。