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小泉元首相、安倍首相に向かって「あきれる」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.13 09:12
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小泉純一郎元首相が「政治的弟子」である安倍晋三首相に向かって直撃弾を飛ばした。8月ごろに発表される戦後70年の安倍談話と、原発再稼働に対して懸念を示しながら「あきれる」「首相もいろいろだ」という激しい表現まで使った。小泉氏は在任当時、安倍首相を官房副長官に任命し、2002年9月には平壌(ピョンヤン)訪問の時も同行させた。

小泉氏は11日、福島県で記者団に会って「特に10年ごとに(終戦関連首相談話を)出す必要もないと思う」と話した。小泉氏のこのような反応は、安倍首相が新たな談話で歴史に対する反省を盛り込まない場合、国際社会が反発するとの懸念の声が上がっている中で出てきた発言という点で注目される。小泉氏は戦後60年だった2005年、太平洋戦争を日本の「侵略」と規定し、「痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明する」という小泉談話を発表した。戦後50年、村山談話の「侵略」と「お詫び」というキーワードを継承した。

 
政界引退後、「脱原発伝導師」として活動している小泉氏は安倍首相が推進する原発政策に対する苦言も忘れなかった。小泉氏は「(安倍首相は)汚染水はコントロールされていると言っていたが、全然、されていない。よくもあんなマヤカシが言えるものだ」と批判した。

小泉氏は、記者からの「安倍首相が脱原発を決断しない理由が何だと思うか」という質問に対して「分からない。首相もいろいろだ」と皮肉った。再生可能エネルギーの利用が遅れていることに関しては「政権の洞察力が足りないか、判断力が落ちている」と指摘した。小泉氏は細川護熙元首相とともに10日付朝日新聞に「3・11を忘れない。自然エネルギーこそ飛躍の力」というタイトルの全面意見広告を出した。

小泉氏は「首相在任中は、安全で安くてクリーンという原発を日本の経済成長から欠かすことはできないと話してきたが、4年前の地震と津波、原発事故を契機にこの3つが誤りだと思うようになった」と話した。安倍首相に向かっては「政治が『原発ゼロ』にかじを切れば、必ず自然エネルギーで経済成長できる国になる」として決断を促した。

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