韓国で初の金利1%台…デフレと戦争
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.13 08:16
金利は特定産業・地域を狙った「スマート弾」ではない。国家経済全体に無差別的に衝撃を与える「核ミサイル」だ。李柱烈(イ・ジュヨル)韓国銀行(韓銀)総裁が就任後2回目だった昨年10月に続き、5カ月ぶりに3回目の発射ボタンを押した。
韓銀金融通貨委員会は12日、政策金利を年2.0%から1.75%に引き下げた。7人の委員のうち2人を除いた5人が利下げに賛成票を投じた。1%台の政策金利は韓国経済が一度も足を踏み入れたことがない道だ。今後その影響は企業、家計の日常生活にまで及ぶ。傳貰(チョンセ=一定額の保証金を家主に預ける住宅賃貸方法)の月貰(ウォルセ=毎月家賃を支払う住宅賃貸方法)転換も加速し、傳貰難が悪化する公算が大きい。