ソウルに神風の映像物…日本歴史認識「無策傍観」?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.12 11:22
今月10日、韓日中作家3人(ヤンアチ、小泉明朗、スィー・ジョン)の展示「微妙な三角関係」が開かれているソウル西小門(ソソムン)のソウル市立美術館3階展示室の中。薄暗い空間の左側には日本作家・小泉明朗の映像「若き侍の肖像(Portrait of a young samurai、2009)」が流れていた。日章旗をずきんにしてかぶっている日本人演技者が神風(第2次世界大戦の時、爆弾が装着された飛行機を飛ばして自殺攻撃をした日本軍の特攻隊)の出撃を控えた軍人を演じている。
初めはふざけたような感じでカメラの前に立った演技者は、作家の要求に従っていくうちに感情が激昂していく。「(お国のために)死ぬことができる私は幸せな人です」、「このように高潔な目的(自殺攻撃)のために」等、旧日本軍国主義スローガンを叫ぶ。そのうち「私の息子よ、行かないで、どうか母と留まっておくれ」という母親の絶叫を聞くと、感情がこみあげて涙を流す。