<駐韓米大使襲撃>リッパート大使「私は今も町内のおじさん…雨降って地固まる」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.11 11:27
リッパート駐韓米大使(42)が襲撃事件から5日目となる10日に退院した。ソウル新村(シンチョン)セブランス病院を出発する前、記者会見を自ら要望したリッパート大使は「今回の事件でむしろ韓国に対する愛情が膨らみ、米韓間の切れない関係(bond)に対する信頼も強まった」と述べた。リッパート大使は黒のストライプスーツと緑のネクタイをした姿で、笑顔で記者会見場に入った。縫合手術を受けた右ほおには透明の絆創膏が貼られていた。右腕を振りながらあいさつする余裕を見せていたが、けがをした左腕を固定し、会見文を右手だけでめくるなど不自由な姿も見られた。
会見でリッパート大使は激励を受けた韓米両国民と朴槿恵(パク・クネ)大統領、オバマ大統領、そして医療スタッフなどに感謝の意を表した。病院を訪れた李完九(イ・ワング)首相、セヌリ党の金武星(キム・ムソン)代表、新政治民主連合の文在寅(ムン・ジェイン)代表などの名前を一人ずつ挙げた。リッパート大使は「大変な時に応援してくださった皆さんを絶対に忘れない」とし「昨年秋に赴任して以来、韓国国民の歓迎を感じ、それに報いて私たちも心を開いて近づいた。これは今後も変わらない」と述べた。特に「町内のおじさん」「セジュンのパパ」と発音し、「私は皆さんが呼ぶように今も『町内のおじさん』『セジュンのパパ』」と話した後、韓国語で「雨降って地固まる。一緒に行きましょう」と語った。