韓国、受注世界6位に安住せずこれからは高付加設計市場進出を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.11 08:53
「イタリアのピサの斜塔のように傾いて大惨事につながるところだったのをわれわれが防ぎました」
大宇建設がマレーシアのクアラルンプール中心街にあるビンジャイ地区に建設している高さ274メートルのIBタワー。「ハイテク建築の名家」と呼ばれる英国のノーマン・フォスターが基本設計した最先端ビルだ。住居・業務空間を建物内部の片側にだけ置く非対称構造だ。自然と荷重も非対称に受けるほかない。ところが超高層ビルを作った経験が少ない現地企業は詳細設計の時にこれを見逃した。このまま施工したとすればビルが傾く危険が大きかった。大宇建設のイ・ギスンIBタワー現場所長は、「3次元シミュレーションで設計ミスを見つけ出し、傾くのを制御する技術を独自に開発して施工した」と説明した。完工後の姿まで予測できる先端技術で惨事を防いだわけだ。