朴大統領の支持率37%に反騰…海外訪問・リッパート効果で
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.09 08:26
朴槿恵(パク・クネ)大統領の海外訪問には2つの俗説がある。海外に出れば事故が発生するという、いわゆる「海外訪問ジンクス」だ。もう一つは、外交成果が支持率の上昇につながる「海外訪問効果」だ。就任後13回目、今年初めての海外出張の中東4カ国訪問でも同じだ。
5日にリッパート駐韓米国大使が襲われた当時、青瓦台(チョンワデ、大統領府)からは「韓米同盟に悪影響を及ぼさないか心配」という言葉が出てきた。幸い、リッパート大使の命に別状はなく、事態が収拾しているが、嘆きの声も出てきた。「海外訪問をすれば事故が発生し、その成果が隠れる」ということだった。
ジンクスは2013年5月の最初の海外訪問から表れた。当時、オバマ米大統領と朴大統領が見せた呼吸にもかかわらず、尹昶重(ユン・チャンジュン)青瓦台報道官のセクハラ事件で成果は埋もれた。昨年6月の中央アジア訪問中には文昌克(ムン・チャングク)首相候補の辞退をめぐる論争があり、昨年9月のカナダ国賓訪問当時は宋光ヨン(ソン・グァンヨン)前青瓦台教育文化首席秘書官が出国当日に更迭された。このほか、金武星(キム・ムソン)セヌリ党代表の改憲発言(昨年10月のイタリア訪問)、蔡東旭(チェ・ドンウク)前検察総長の婚外子問題(2013年11月ロシア訪問)も世間を騒がせた。