<駐韓米大使襲撃>「2人目も韓国で出産」と話す大使を刃物で襲撃
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.06 14:23
リッパート駐韓米国大使(42)がソウル鍾路区の世宗文化会館世宗ホールに到着したのは5日午前7時33分ごろだった。リッパート大使はこの日、民族和解協力国民協議会(以下、民和協)が「韓半島(朝鮮半島)の平和と統一、そして韓米関係の発展方向」というテーマで主催した朝食会講演会に出席するため世宗ホールを訪問した。予定時間より3分ほど遅く到着したリッパート大使はホールの一番前にあるメインテーブルに座った。リッパート大使の右側には通訳が、左側には張倫碩(チャン・ユンソク)民和協常任議長(セヌリ党議員)、金星坤(キム・ソンゴン)新政治民主連合議員、安洋玉(アン・ヤンオク)韓国教員団体総連合会会長など10人が座っていた。リッパート大使は椅子に座った後、「長男が韓国で生まれたが、2人目も韓国で産みたい」と話すなど出席者とあいさつを交わした。
当時、右側後方に10メートルほど離れた6番テーブルに座っていた50代の男が席から立ち上がった。「ウリマダン広場統一文化研究所」のキム・ギジョン代表(55)だった。キム代表は民和協が発送した招待状を提示した後、行事の主催側が渡した名札を付けて7時36分にホールの中に入った。入場から2分後に犯行をしたのだ。