【時論】中国利下げ、韓国の輸出に打撃か(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.06 14:16
中国人民銀行(中央銀行)は1日、貸出金利と預金金利をそれぞれ年0.25%引き下げた。3カ月ぶりに追加利下げをしたのだ。同時に金利自由化の一環として預金金利の上限を従来の1.2倍から1.3倍に拡大した。先月初めには支払準備率も0.5%引き下げた。両会(全国人民代表大会と全国人民政治協商会議)を控えて先制的に利下げしたのは、中国の経済環境がよくないからだ。
まず、中国国内の経済環境が明るくない。デフレ懸念が強まっている。生産者物価指数(PPI)はほぼ3年間もマイナス局面から抜け出せずにいる。消費者物価は5年ぶりに最も低い水準となる0.8%の上昇にとどまっている。製造業の利益率は5%線と、貸出金利以下に落ちた。昨年の赤字企業の数は前年比で12.2%増えた。今年は11年ぶり最低値となる7%の成長目標も確実視できない状況だ。