【コラム】THAAD論争は埒もない=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.06 11:13
北朝鮮が保有している弾道ミサイルは1000機前後と推定されるが3分の2以上が最大射程距離300~700キロメートルの韓国攻撃用スカッドミサイルだ。射程距離1300キロメートルのノドンミサイルを発射する必要がある場合には高度を高めたり弾道の重さを増やす方法で韓半島(朝鮮半島)の南端までカバーするように距離を調整することができる。
現在韓国が北朝鮮ミサイルを防御する方法は低層(低高度)迎撃だ。ミサイル攻撃の過程は発射段階、飛翔中間段階、目標物に向かって降りてくる終末段階に分かれる。終末段階は更に上層、中層、低層に区分される。低層防御は降りてくるミサイルを地上20キロメートル前後で迎撃することだ。迎撃する機会が一度しかないという意味だ。開発中であるキルチェーンや韓国型ミサイル(KAMD)というものなども全て低層防御用であるため2020年代に実践配備されても終末段階で100%迎撃が難しくいため安心できない。