【時論】中国の全人大、再び伸び悩み(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.06 10:51
昨日、中国の定期国会、いわゆる全人大が開かれた。今年の中国の発展方向が提示される会議だ。李克強首相は「政府報告」を通じて2015年の国内総生産(GDP)成長目標に7%を提示した。昨年の成長率より0.4%ポイント低い。とにかく7%は守るという毅然さが伺える。中国も成長を心配せずにはいられない状況に直面したのだ。
執権後、習近平政策で「成長」は改革と反腐敗に押されて後まわしだった。それでも成長の問題が消えるのではない。早速今年の経済成長からして不安だ。年初、国際通貨基金(IMF)は中国の今年の成長率展望値を7.1%から6.8%に下げた。25年ぶりに初めて7%を下回るかも知れないということだ。消費・投資・生産・輸出などすべての指標が3年連続で退屈な下り坂だ。不動産景気も最悪だ。反腐敗の剣幕に驚いた経済は活力を失っている。こうしていては経済の根幹である心理が一瞬にして崩れる可能性もある。中国もそれが心配なのか先月28日に基準金利を引き下げた。