シャーマン次官発言に含まれた米アジア戦略
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.05 10:31
「シャーマンの発言はそのまま出てきたわけではありません」。
ウェンディ・シャーマン米国国務省政務次官が、韓日中が過去の問題を政治的に利用せずに「覆っていこう」という趣旨の発言をしたことが論議を呼び起こすとワシントンのある政治消息筋は「シャーマンの失言ではなく、米国の本心がろ過されずにあらわれた」と話した。昨年末から米国務省の役人たちは過去の問題をめぐる韓日対立を解決するために仲裁者の役割をするという意志を表わしていた。中国を牽制するための韓米日三角同盟が揺らいでは米国としても頭が痛いためだ。シャーマンの発言を見れば、人権のような人類普遍的な価値ではなく米国の利益になりしだい仲裁するという意図を垣間見ることができるというのが彼の説明だ。