【社説】「歴史は取捨選択して記憶するものではない」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.02 14:36
朴槿恵(パク・クネ)大統領が未来50年の韓日パートナー関係に対する希望を表明した。朴大統領は韓日国交正常化50周年を迎えて昨日発表した三一節(独立運動記念日)96周年記念演説で、「日本が勇気を持って率直に歴史的真実を認め、韓国と手を握って未来50年のパートナーとして新しい歴史を一緒に刻んでいくことを望む」と述べた。日本の歴史認識変化を前提に、光復(解放)70周年と国交正常化50周年の今年を韓日関係の新たな出発点にしようという意味と解釈される。
昨日の朴大統領の三一節演説で、韓日関係に関する新しい特別なメッセージはなかった。従軍慰安婦問題から歴史教科書まで韓日間の懸案を静かに取り上げただけだ。1965年の国交正常化以降、韓日関係は最悪の時期といっても過言でない。こうした状態で国交正常化50周年をともに記念できるのか疑問を感じるほどだ。今回の三一節の記念演説が両国関係に突破口を開く役割をするのではという期待があった背景だ。しかしそのような期待は外れた。日本側の態度にいかなる変化もない状態で、朴大統領が先に融和的なジェスチャーを見せるのは難しかったのだろう。