【コラム】銃はなくても銃となじんでいる韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.03.01 12:46
昨年末に出張でカタールを訪れた際に地域のお祭りを見る機会があった。ハンサムなラクダ選抜大会、ポニーのレースなど、土俗的な見どころが多かった。そこで韓国人一行はカタール人の関心の的になってしまった。空気銃射撃場だった。30メートル離れた5つの標的に当てるゲームだが、韓国人一行は全員が満点を記録した。カタール人が驚いた表情で見守った。同行したカタール軍の案内人が「やはり韓国の男は全員軍隊に行くためか射撃の勘がある」と親指を立てた。
韓国は銃器所持が自由でない国だ。所持許可を受けても警察署の武器庫に保管し、狩猟許可期間だけ搬出して使うことができる。「酒よりも銃の購入の方が簡単」という米国のように各家庭で銃器を保管することもしない。だが、実戦射撃経験と銃器使用の親熟度は世界のどの国に比べても優秀だと言える。多くの男性が銃器をある程度扱うことができる。軍隊経験を通じてだ。現役でない補充役出身も基礎軍事訓練期間に射撃だけでなく銃器の分解と組み立てを習う。予備軍訓練場でも銃を撃つ。