韓国で小規模クラフトビール市場に活気、大企業が相次ぎ進出
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.03.01 11:38
韓国の焼酎戦争の中心がアルコール度を引き下げることと首都圏攻略であるなら、ビールは多様化競争だ。韓国のビールはまずく、焼酎に混ぜて飲む用という話も出てきたが、いまはそうした指摘も面目を失うほどだ。特に今年は酒税法改正により売り場規制などがなくなり、小規模ビール会社が作ったビールを簡単に飲めるようになる。
これに伴い、手作り・高級化を前面に出した小規模ビール市場が活発になる見通しだ。これまでビールを売るために直販場を設置するには、敷地面積200平方メートル以上、倉庫100平方メートル以上の敷地を備えなければならなかったが、この基準が2月から廃止された。ビールの人気も焼酎を猛追撃している。市場調査会社のマーケティングインサイトによると、2010年には「お酒と聞いて思い浮かぶ酒類」で焼酎は4人中3人の73.7%、ビールは5人中1人の19.4%だったが、昨年には焼酎が60.4%、ビールが33.9%と格差が大幅に縮んだ。